「アウトプット大全」④

樺沢紫苑著 サンクチュアリ出版

 

【教える1】

・自己成長に最も効果のあるアウトプット

 

本書では、80個のアウトプット法をお伝えしていますが、これらの中で最も自己成長につながる「最強のアウトプット法」をひとつだけ挙げると、それは「教える」ことです。

アメリカ国立訓練研究所の研究によって導きだされた、学習定着率を表す「ラーニングピラミッド」があります。

人が何かを学ぶ場合、どれだけ記憶に残りやすいのか、どれだけ定着するのかを方法別に調べたところ、効果が低い方から順に「講義を受ける、人の話を聞く」「読む」「視覚教材を使う」「実験機材を使う」「グループ討論」「体験学習」、そしてもっとも効果が高いのが「他人に教える」という結果になっています。

人に「教える」のがいちばん学びの効果が高いのです。

ロンドン大学の興味深い研究があります。・・・・

(その結果)人に教えることを前提に勉強するだけで、記憶力がアップして学びの効果があがるということです。

・・・

つまり、「教える」はアウトプットであり、フィードバックであり、さらなるインプットでもある。

自己成長の3ステップをすべて含んだ、三位一体、完全、最強のアウトプット術である、自己成長術であるといえるのです。

☆zekkoutyou

私は『学び合い』の実践者ですので、これはとても嬉しい資料です!!

やっぱり!と言う感じです。

学びを、受け身でなく、子どもたち自身のものにするために「教える」という、最強のアウトプットを子ども自身にさせるのです。